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ロバート・パーカー氏が高得点を付けた!2000円台中心のおすすめワイン9選【ソムリエ厳選】

ロバート・パーカー氏が高評価をつけた2000円台中心のワインのメインビジュアルの画像

ワイン愛好家の皆様は、このニュースをもうご存知でしょうか?”神の舌を持つ男“と呼ばれ、ワイン業界やソムリエ達、何よりもワイン市場に多大な影響を与えている”ロバート・パーカーJr.”氏が、2019年5月16日をもってワイン専門誌”ワインアドヴォケイト“社を退職し、評論家を引退!そう言われると最後にポイントが高いワインを飲んでみておきたい!と思う方も沢山いるはず!パーカー・ポイントと呼ばれる市場を動かす言葉は、今では”ワイン・アドヴォケイト ○点”“WA○点”と表記されることが多くなってきました。まず、ロバート・パーカーって誰?という方の為に「ロバート・パーカー氏が高得点を付けたワイン」の中で特にコストパフォーマンスが高いワインをご紹介します!
この記事の目次

※当サイトで掲載しております「参考価格」「Amazon獲得予定ポイント」「Amazonプライム:送料無料」は出品者の設定により変動する場合がございます。予めご了承ください。詳細につきましては各ワインの購入ページよりお確かめくださいますようお願い申し上げます。

ロバート・パーカーおすすめワイン1.ドッグ ポイント ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン

甘口☆★★★★辛口

ニュージーランドのソーヴィニヨンブランを世界に広げた元クラウディーベイのブドウ栽培者だったアイヴァン・サザーランドと、チーフワインメーカーだったジェームス・ハーリーの二人が立ち上げた、最高の大人気ソーヴィニヨン・ブラン!自社畑100%の葡萄ワイナリーのひとつドッグポイント!独特なグレープフルーツの苦味とすっきりとした甘みと酸のバランスを持つパーカー氏も納得な白ワイン!初ヴィンテージは2002年!次世代には必ず知っておきたいソーヴィニヨンブラン !疲れた日などに、爽やかな一杯目に是非選びたい白ワインだと思います!

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ドッグ ポイント ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン のまとめ

参考価格 2,406円
ヴィンテージ 2018
ワインカテゴリー 白ワイン
生産国 ニュージーランド
生産地域 マーロボロ地方
ワインの香り ハーブやグレープフルーツのような香り豊かな爽快感のある香り
受賞経歴 2009年から2012年まで4年連続パーカーポイント90点以上をマーク!ワインスペクテイターは2013VTに89点
ブドウ品種 ソーヴィニョン・ブラン、セミヨン
プチ情報(アルコール度数) 14%

ロバート・パーカーおすすめワイン2.ホルヘ オルドネス ヴォルヴェール

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  • Amazon獲得予定ポイント:22P

甘口☆★★★★辛口

フランスやアメリカなどと比べると、パーカーポイントが高いものの中でも比較的にお手頃な価格で日本で手に入り易いのがスペインの赤ワイン!このワインのブドウはフィンカ・ロス・フンカレスと呼ばれる29ヘクタールの単一畑から収穫されます。厳しい選別を行い、最も質の高いテンプラニーリョ のみがワインとなります。樽でマロラクティック発酵させ、14ヶ月間フランス産のオーク樽で熟成されます。樹齢60年のテンプラニーニョ種から生産されるのに驚くべきのお値打ち品!ブドウ1本からの収穫量は大変少なく、1本あたり1〜2kgしかとれません。フランスやイタリアならいくらになるんだろう!と考えてしまうほどの凝縮感!一度は知っておきたい味わいですよ♫

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ホルヘ オルドネス ヴォルヴェール のまとめ

参考価格 2,200円
ヴィンテージ 2014
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 スペイン
生産地域 ラ・マンチャ地方
ワインの香り ブラックベリーとカシスの香りにトーストの芳香
受賞経歴 パーカーポイント92点
ブドウ品種 テンプラニーリョ 100%
プチ情報(アルコール度数) 15%
プチ情報(生産本数) 僅か3000ケース

ロバート・パーカーおすすめワイン3.セニョリーオ・デ・P・ぺシーニャ・コセチャ 2018

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甘口☆☆★★★辛口

ロバート・パーカー氏が”大のお気に入り“と激賞した赤ワインとして注目の1本!エレガントで酸の綺麗な赤ワインを生み出すと定評のあるリオハ・アルタの石灰質の畑から収穫した樹齢の長い深みのあるテンプラニーリョを中心に仕上がるこのワインは、とても旨みと酸が豊か!凝縮感は、まるでとんかつソースの様な?とも表現されるほどの旨味!値段が上がる前に手に入れておきたい2018年ヴィンテージです!日本の家庭料理にも合わせやすく、そのままトンカツやお好み焼きなどにソースを添えるように合わせれれば良いですね♫

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セニョリーオ・デ・P・ぺシーニャ・コセチャ 2018 のまとめ

参考価格 2,398円
ヴィンテージ 2018
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 スペイン
生産地域 ラ・リオハ州
ワインの香り ラズベリーの葉や土の印象が融合したみずみずしく野生 的な香り
受賞経歴 ロバート・パーカー氏がこの2018年には90+点、2017年には90点を献上
ブドウ品種 樹齢35年のテンプラニーリョ95%、ガルナッチャ3%、グラシアーノ2%
プチ情報(アルコール度数) 14%

ロバート・パーカーおすすめワイン4.クネ エル・カミーノ ビエルソ メンシア

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  • Amazon獲得予定ポイント:28P

甘口☆☆★★★辛口

現在スペインで最も注目の品種、メンシアの濃厚エントリーワイン!スペインの最西端には、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラがあり、毎年多くの人がスペイン国内の巡礼路を通って辿り着く場所!”エル・カミーノ”とはこの巡礼路の事を指しています。リオハNo.1生産者のプロデュースする、正統派プリオラートワイン!シエラ・デ・ロス・アンカレス山脈は、大西洋からの風を和らげ、この海洋からの影響を受けて大陸聖気候が生み出されます。しっかりとした果実の凝縮感が特徴的で、赤い果実や、スミレ、ミネラルなどと共に樽熟成由来のスパイスやトーストのニュアンスが感じられます。焼肉のタレなどのニュアンスに合わせると深みが増しますよ!

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クネ エル・カミーノ ビエルソ メンシア のまとめ

参考価格 2,048円
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 スペイン
生産地域 レオン州 ビエルソ地方
ワインの香り 新鮮な野イチゴや華やかなスミレを連想するようなとても濃縮した香り
受賞経歴

パーカーポイントでも、多くのキュヴェが90点以上を獲得

(2016)「日本で飲もう最高のワイン2018」赤ワインフルボディ部門/専門家・愛好家 ゴールド(ダブル受賞) フラッグシップワイン「インペリアル」は、アメリカの人気ワイン誌「WINE SPECTATOR」にて2013TOP100ワイン、No.1に選ばれました

(2014)“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards 2019 ゴールド

(2014)ジャパン・ワイン・チャレンジ2018 銅賞

(2014)“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards 2018 ゴールド

ブドウ品種 メンシア
プチ情報(アルコール度数) 14.5%

ロバート・パーカーおすすめワイン5.トルブレック ウッド カッターズ シラーズ

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  • Amazon獲得予定ポイント:33P

甘口☆☆★★★辛口

ロバート・パーカー氏は最初からトルブレックのファンだったそうで、高得点を連発して、スターダムに乗せました。イタリアワイン好きな私でも20年前から知っているオーストラリアワイン!“赤ワインはすべて、高価でないキュヴェですら見事。トルブレックのラン・リグは、”オーストラリア版ギガルのコート・ロティ・ラ・ムーリンヌとして、お金を払うに値する。”と絶賛されているほど。シラーズのスパイシーさに、赤い凝縮した果実味がパワフルです。若いうちから素晴らしい味わいが楽しめますが、数年間のセラー熟成を経て更に印象深い味わいへと着実に進化をとげてゆくワイン!ちょっとお値段はしますが、安定して楽しめる赤ワインだと思いますよ♫

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トルブレック ウッド カッターズ シラーズのまとめ

参考価格 2,970円
ヴィンテージ 2014
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 オーストリア
生産地域 南オーストリア州
ワインの香り 大地、タール、炭火の香りが始めに香り、続いてブラックベリーとブラックプラムのアロマが表れ、コショウとスパイスが仄かに香る
受賞経歴 トルブレック ラン リグ2012がパーカーポイント99点・ワインアドヴォケイト97点
ブドウ品種 シラーズ100%
プチ情報(アルコール度数) 14.5%

ロバート・パーカーおすすめワイン6.レ・ダロン by ジェフ・カレル 2017

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甘口☆★★★★辛口

今や飛ぶ鳥を落とす勢いのスター醸造家といわれる”ジェフ・カレル“この自身の名を冠したシリーズは、カジュアルながらに流石の完成度!”艶がある”と表現されるエレガンスさ。ローヌワインをも凌駕するような堂々とした佇まい!ブラックベリーやプルーンなどの濃厚な果実味にマセラシオンからくるヨーグルト感。シナモンと胡椒を少々。 深くタンニンの存在感はありながら気品のある味わい。飲むほどに艶めき深みを増しつつも、ほどよい軽やかさと爽やかさも感じられ、なんとも心地よい浮遊感をもたらす余韻。 スタイリッシュながら地に足着いた安定感のある旨さ!ですよ♫

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レ・ダロン by ジェフ・カレル 2017 のまとめ

参考価格 2,618円
ヴィンテージ 2017
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 フランス
生産地域 ラングドック・ルーション地方
ワインの香り ブルーベリーやバイオレット、ブラックベリーなどの黒い果実のアロマ
受賞経歴 2016年ヴィンテージパーカーポイント89点獲得
2017年ヴィンテージパーカーポイント90点を獲得
レ・ダロン2017はワインアドヴォケイトで90点!
ジェブダナック91-93点!
アシェット2017年版で2015VTが二ツ星
ブドウ品種 グルナッシュ75%にシラー20%、カリニャン5%
プチ情報(アルコール度数) 13.5%

ロバート・パーカーおすすめワイン7.ラ・トリブ 2016

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甘口☆☆★★★辛口

ジューシーで完全なバランス感があり、親しみやすいワイン!しかも傑出したバリューのある!と、パーカー氏お墨付きワイン!スペイン地中海沿岸の産地バレンシア産ガルナッチャ、シラー、モナストレルの黄金ブレンドで仕上がっています!贅沢にもフレンチオーク新樽を使用し4ヶ月間熟成!それにも関わらずのコストパフォーマンス!ラ・トリブとはスペイン語で”部族“という意。価値観の上で共同生活を営むとされる集団の単位を表しています。バレンシアの太陽を沢山浴びたミディアムボディな赤ワイン。厚切りのサラミやイベリコ豚の生ハムなどと合わせたいですよね!

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ラ・トリブ 2016のまとめ

参考価格 1,485円
ヴィンテージ 2016
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 スペイン
生産地域 バレンシア地方
ワインの香り 赤やブラックベリーとスパイシーな香り
受賞経歴 2010 パーカーポイント90点
ブドウ品種 ガルナッチャ34%、モナストレル33%、シラー33%
プチ情報(アルコール度数) 13.5%

ロバート・パーカーおすすめワイン8.スエニョ・テンプラニーリョ 2013

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甘口☆☆☆★★辛口

スペイン最高権威の“ギーア・ペニン”も90点を!そして、ベルリン・ワイン・トロフィーでも金賞の栄誉を受賞した、夢のような赤ワイン!オーク樽熟成の贅沢キュヴェで、ワイン名の”スエニョ“とはスペイン語で”夢”を意味する、まさに夢のようなワイン。ブドウを丁寧に手摘みで収穫し、オーク樽で10ヶ月熟成させた贅沢ながらにコストパフォーマンス最高のスペインワイン♫。ビーフシチューなどの洋食から、豚の角煮など和食や中華にも本当に良く合います!パーカー氏はお肉好きなんですかね?笑

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スエニョ・テンプラニーリョ 2013のまとめ

参考価格 2,508円
ヴィンテージ 2013
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 スペイン
生産地域 ラ・マンチャ地方
ワインの香り ダークチェリーのような凝縮した赤や黒果実のアロマに、リコリスやクローブなどの スパイス、そしてジャム入りのダークチョコレートのような甘香ばしい印象の香り
受賞経歴 パーカーポイント90点獲得!
スペイン最高権威の[ギーア・ペニン]も90点!![ベルリン・ワイン・トロフィー]で金賞の栄誉
ブドウ品種 テンプラニーリョ100%
プチ情報(アルコール度数) 14%

ロバート・パーカーおすすめワイン9.ミルカンポス・ビーニャス・ビエハス 2017

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甘口☆☆★★★辛口

標高850mの高地畑から収穫された樹齢80年以上の古木ブドウ使用した赤ワイン!”まったくもって素晴らしい“”誰もが次の一口をつい欲しくなってしまうだろう!”とさすがのパーカー氏もベタ褒めしたコストパフォーマンスの高い1本!毎回、日本へ入荷するたび秒速完売したといわれていますので、気になった方は今回もお早めに!ラベルも可愛く、1本飲むと”あぁもう1本買っておけば良かった!”と思える素晴らしさの赤ワイン♫パーカー氏のポイントが目立たない年もお値打ちかもしれませんしね!

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ミルカンポス・ビーニャス・ビエハス 2017 のまとめ

参考価格 2,068円
ヴィンテージ 2017
ワインカテゴリー 赤ワイン
生産国 スペイン
生産地域 カスティーリャ・イ・レオン州
ワインの香り ブラックチェリー、ヨード、スミレなどのふくよかな香り
受賞経歴 パーカーポイント2010年ヴィンテージが94点
ブドウ品種 樹齢70年以上の超古木ティント・フィノ(テンプラニーリョ)を100%使用
プチ情報(アルコール度数) 14%

ロバート・パーカーとは?

世界でもっとも影響力のあるワイン評論家と言われる人物。※The Wine Advocate創刊者。1947年アメリカ・メリーランド州ボルチモアに生まれの元弁護士さんです。ワイン好きが高じ、消費者の立場からワインの本を執筆したいという思いから、1978年にワイン小売業者向けに自主独立のワイン情報誌”ザ・ボルチモア・ワシントン ワイン・アドヴォケート“を創刊。100点満点でワインをテイスティング評価するパーカーポイント(P.P)を編み出し、それまでのワイン業界の常識を覆す衝撃を与えた人物。 そして、ワイン文化の発展に貢献した功績により、ワイン評論家としては2人のフランス大統領と1人のイタリア大統領から勲章を授与された、唯一の人物。フランスの大統領からは”レジオン・ドヌールの十字騎士勲章”と“メリット勲章”。2002年には、イタリア共和国功労勲章を授与されました。彼の驚異的な試飲能力と記憶力は、“世界一の舌” “神の舌を持つ男”の異名を持ち、ワインの売れ行きや価格を左右するほどの影響力を持つ人物。1979年に彼の雑誌は”※The Wine Advocate“と今の名前になりました。今で言う、ワイン界のインフルエンサーとも言えるでしょうね!

ロバート・パーカー氏は、2012年にWine Advocateを売却。自身は取締役会に残ったものの、半ば引退を印象付けていました。今回パーカー氏の持ち分を完全に売却することで、正式な引退表明となりました。引退にあたってパーカー氏は、”Wine Advocateにおける活動のすべてを停止するときが来たが、素晴らしい後継チームに任を引き継げることを光栄に思う。私のワイン人生と一緒に歩んでくれたすべての人たちに乾杯し、これからもWineAdvocateと一緒に素晴らしいワインの発見を続けてくれることを願う“と述べています。

現在でもワイン業界はパーカーポイントを非常に重視されており、特にボルドーのプリムール(新酒の先物取引)では顕著で、5大シャトーなどの1級シャトーでさえ、パーカーポイントの発表を待って売価を決めると言われているほど。英国王立経済会議は2005年に”パーカーの評点はボルドーワイン1本の価格を15%程度も(売上が600万ユーロから700万ユーロも変わる)押し上げる効果がある“と発表しました。

※1978年にパーカー氏がワイン小売業者向けに始めたニュース レター (The Baltimore-Washington Wine Advocate)を前身としたワイン評価誌。ザ・ワイン・アドヴォケートには広告が一切無いことで有名です。価格や生産者も関係なく、中立で客観的に採点されるパーカーポイントが大きな支持を集めています。また、それまで評価や解釈がむずかしかったワインの味わいを、単純明快に100点法で分かりやすく説明しています。

日本の神の雫ワインのごとく、点数と共に人気と注目を集めるパーカー・ポイント!ソムリエの私としては、実は今までそんなに気にしたことは無かったのですが笑 今回の特集で色々調べていくうちに、”だからか…”というワインが高得点を取っていることに気づきました!やはり、世界中のワインの値段を動かす力のある偉大な人物なんですよね。

ロバート・パーカーの歴史

1970年代、パーカーが自身のワインガイドを出版するにあたり、彼が心を奪われていたのはラルフネイダーという政治活動家です。パーカー氏は、当時多くのワインついて書かれた評論が、財政的な問題で妥協したものとなっていることに気付いていました。彼はワイナリーや販売店との結びつきがなく、ワインについての公平な見解を述べることができ、消費者の利益のみに貢献するワインガイドを夢見ていました。つまりこれは、購読者、閲覧する人が支払う資金のみによって運営される雑誌ということ!そこから世界を動かす評論誌ワインアドヴォケイトは始まり、今日に至っています。1983年、パーカーの論評は議論を巻き起こします。1982年ヴィンテージのボルドーワインをバレルテイスティングした際に、多くの評論家が”熟しすぎていて、熟成能力はないだろう“と判断したのに対し、パーカーは”素晴らしいヴィンテージになる“と発表します。その後、パーカーが正しかったと分かった時、彼の購読者は増加し評判を獲得。1984年に彼は法律の仕事をやめ、The Wine Advocateに専念し始めました。

ロバート・パーカーは独自の100点満点によるワインの評価法を、The Wine Advocate創刊号で発表し、それが今でも業界の標準として残っています。ワインアドヴォケイトはアメリカのすべての州と、世界の40か国以上に購読者を獲得。2012年からワインアドヴォケイトは、シンガポールの投資家に売却され、編集長がパーカー氏からリサ ペロッティ ブラウン氏へと変更されています。そして、現在はミシュランガイドのミシュラン社が筆頭株主となっています。

パーカーポイントの基準とは?

10点上昇すると、一流シャトーの場合は売上が600万ユーロから700万ユーロも違うというワイン・アドヴォケイト誌でのポイント。その基準は以下のようになっています。50点は参加点として全てのワインに与えられ、”85点以上のワイン“となると世間的には評価が非常に高くなり、よく見かけるパーカーポイント85%以上!とは全体の1%に満たないと言われています。そして味わいで20点、香りで15点、熟成の見込みなどで10点、色などの外観で5点という内訳で点数化されています。75~79点が平均的とされており、96~100点のものは格別に並外れているワインです。

96-100点 “並外れている“
90-95点 “傑出”
80-89点 “秀逸”
75-79点 “平均以上”
64-74点 “平均的”
60-64点 “明白な欠点を持つ”
64点未満 “買うべきではない”

パーカー氏の好みの味わい!などと言われることもありますが、ワインの色や外見の評価、風味の複雑さ、後味の深さ、全体のレベルや将来的に熟成が進んだ際に素晴らしいワインになるのかどうかなどが点数化され、50点に細かく加算されていきます。

パーカーポイントの特徴

ワイン アドヴォケイトの評価方法は、基本的にそのワインの銘柄を伏せた状態で行われることが特徴的です。そのためワインの価格や知名度などに影響されずにワインを評価することができ、そのワインの価格にとらわれない評価姿勢を挙げることが出来るのです。基本的に銘柄を伏せた状態で採点される点が、他のワイン評論家達と比べて革新的な採点方法…。なので、時には有名シャトーの点数よりも、価格がリーズナブルなデイリーワインの方が高い点数を取る下克上ワインが生まれることもあり、価格が一気に高騰!ということもあるのです!

私の(ソムリエ的)ロバート・パーカーワインの選び方!

100点なんかが出た日には、手が届かないお値段になることもあるパーカー・ポイント高ワイン!好きな品種が、お手頃で見つかれば1度は試してみたいですね!世界中が注目している分、人気と共に値段も上がっていく可能性もありますので、気に入ったらストック用に購入しておくのも良いかもしれませんね!

ロバート・パーカー氏が高得点を付けたワインの記事にておすすめしたワインのまとめ

ロバート・パーカー氏が高得点を付けたワインをおすすめした最後に

いかがでしたか???全てブラインドで向き合って付けられた点数。私も経験があるのですが、1度に沢山の数のワインを飲んでいくと糖度と力強さや酸の綺麗さなどが際立つものが良い印象になりがちになっていきます。映画”モンドヴィーノ“のインタビューの中で、パーカー氏は”後世にロバート・パーカーの遺産が残るとしたら、ワインという分野でそれまでは階級に分かれていてカースト制や貴族制があった世界で、米国的な民主主義でワインを評価した革命を起こしたことだ!”と残しています。ひとつの失敗しないワインの選び方として頼る”ものさし”としては、世界中のワインラヴァーの手助けとして素晴らしい基準になっていると思います。そして私たちソムリエたちにも…

この記事を書いた人

シニアソムリエ riccimori

シニアソムリエ riccimori

一般社団法人日本ソムリエ協会の『シニアソムリエ』の資格を2011年に取得。大阪ポンテベッキオや京都イルギオットーネ、東京インプリチト/オステリアスプレンディドにてマネージャーを務め、現在はイタリアにて修行and子育て中。