世界中から憧れられる!ブルゴーニュ地方(フランス)のワインおすすめ9選【ソムリエ厳選】
「シニアソムリエがおすすめするブルゴーニュ地方で作られたワイン9選」をご紹介します!
世界中のワインファンが憧れるフランスのブルゴーニュ地方で造られたワインを存分にお愉しみください!
- おすすめブルゴーニュワイン1.自然派かつシャブリらしい辛口な味わいを感じることができる白ワイン パット ルー シャブリ 2017 甘口☆★★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン2.パーカーポイント87-89点を獲得した赤ワイン。クロード・デュガは超有名ワイナリー! クロード・デュガ ジュブレ・シャンベルタン 2013 甘口★★★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン3.ブルゴーニュの最上級グランクリュ(特級)の白ワイン! オスピス・ド・ボーヌ バタール・モンラッシェ ダム・ド・フランドル 2011 甘口☆☆★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン4.『神の雫』のコラムにも紹介されたワイナリーが造る白ワイン フェヴレ メルキュレ クロ ロシェット 2016 甘口☆★★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン5.白ワインの最高峰として君臨しているワイナリーが造るワイン プイィ フュイッセ ドメーヌ ルフレーヴ 2017 甘口☆☆★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン6.フランス自然派ワインの父、マルセル ラピエール氏が手掛けたブルゴーニュの本格ビオ赤ワイン モルゴン サン スフル マルセル ラピエール 2017 甘口☆☆★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン7.説明不要!言わずとしてた世界最高級赤ワイン! ドメ-ヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ロマネ・コンティ 2005 甘口☆★★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン8.200年以上も続く家族経営ながらに、ブルゴーニュを代表するワイナリーが造る赤ワイン ルイ・ラトゥール・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 甘口☆★★★★辛口
- おすすめブルゴーニュワイン9.創業1731年の伝統あるワイナリーが造る辛口の白ワイン!amazonの口コミも高評価♪ ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ シャルドネ ラ ヴィニェ 甘口★★★★★辛口
- 10. ブルゴーニュワインとは?
- 11. ブルゴーニュワインの特徴
- 12. ブルゴーニュワインの格付けについて
- 13. ブルゴーニュワインの歴史
- 14. 私の(ソムリエ的)ブルゴーニュワインの選び方!
※当サイトで掲載しております「参考価格」「Amazon獲得予定ポイント」「Amazonプライム:送料無料」は出品者の設定により変動する場合がございます。予めご了承ください。詳細につきましては各ワインの購入ページよりお確かめくださいますようお願い申し上げます。
おすすめブルゴーニュワイン1.パット ルー シャブリ 2017
甘口☆★★★★辛口
先ずは、すっきり辛口ワインからしっかり白ワインまで造る”シャブリ”。ブルゴーニュ地方の1番北に位置し、昔むかしは海底だったこともあり、ミネラルがとても豊富な土壌。他には無い特有の酸味とミネラルのある味わいに仕上がります。地元フランスのみならず、日本のソムリエ界でもファンも多い“ヴァン ナチュール”のビオロジックシャブリ。収量を抑えて作られ、ありがちな青っぽさを感じさせないピュアな味わいに仕上がっています。どこか無農薬レモンの様な、すっきりなのに身体に染み入るような優しいエキス分。ちょっと特別な魚介のお料理の日に準備しておきたいですね。
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おすすめブルゴーニュワイン2.クロード・デュガ ジュブレ・シャンベルタン 2013
甘口★★★★★辛口
コート ド ニュイのエリアの中で最大の生産地、最も多い9つのグランクリュを持ち、最も男性的で長命と言われるのがこのジュブレ シャンベルタン。低収穫量を実現していることから、他の同じクラス(ヴィラージュもの)のワインよりも凝縮した旨味と果実味を感じさせると言われています。まだ少し樽香が前に出ているところがありますが、もう少し熟成すれば更にエレガントさが引き立つと思います。 パーカーポイント 87-89点 “2013年のヴィラージュはピュアで澄んでいて、新鮮な空気に満ちている”とも表現されています。上の特級も、もちろん素晴らしいですがベースのワインを飲むことで、その造り手のワインの表情が見えてきますよ!
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おすすめブルゴーニュワイン3.オスピス・ド・ボーヌ バタール・モンラッシェ ダム・ド・フランドル 2011
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甘口☆☆★★★辛口
0.29haの区画から作られる特級畑バタール・モンラッシェは、リンゴやグレープフルーツなどの果実味がありながらも深みのある味わい。約10年を経て、今とても飲み頃!勿論、まだまだ溶け込みしなやかになっていくと思いますが、ボーヌではやはりこのクリームやバニラ感のある贅沢なこちらをオススメしたいです。舌鮃やノドグロなどのお魚のバターソテーやエスカルゴ、ウサギやホロホロ鶏など白身のお肉のグリルなどと合わせれば最高!貧しき者たちの宮殿として建てられたオスピス(病院)の聳える土地のワイン。大切な人と、またはとっておきの日にどうぞ♫
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おすすめブルゴーニュワイン4.フェヴレ メルキュレ クロ ロシェット 2016
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甘口☆★★★★辛口
ボーヌの南の地区”コート シャロネーズ“からは、フェヴレが単独(モノポール)で所有する畑”クロ ロシェット”の白。メルキュレ自体は85%は赤ワインを栽培している産地ですが、ボーヌの南のテロワールを顕著に表現している白ワインだと思います。ワインは、硬い石灰岩の岩盤というテロワールを表す、ミネラルの風味がとても強く、酸も綺麗でなんだか前向きになれるワイン!モノポールものでニュイやボーヌですと、とても高級なイメージがありますが試す価値のあるお値段と品質だと思いますよ!
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おすすめブルゴーニュワイン5.プイィ フュイッセ ドメーヌ ルフレーヴ 2017
甘口☆☆★★★辛口
更に、その南マコネ地区の忘れてはいけないAOC”プイイ フュイッセ”。品質は高いのにコストパフォーマンスが高いので、私たちソムリエとしてもオススメしやすいAOC。ニュイやボーヌじゃないと駄目!という方は一部の方ですからね。樽由来の香ばしいアーモンドの様なニュアンスが特徴の辛口シャルドネ。日照量が高い為に色合いも淡い黄金色や濃厚な緑がかった黄金色に仕上がります。今日は食事メインでワインを合わせたい!という時などにマリアージュしやすく合わせたい一本だと思います!
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おすすめブルゴーニュワイン6.モルゴン サン スフル マルセル ラピエール 2017
甘口☆☆★★★辛口
1番南のボジョレー地区は、なんといってもヌーヴォーが日本では有名ですが、素晴らしいクリュ・ボージョレーのガメイも沢山作られています。その中でも多くの自然派ワイン生産者に影響を与えたマルセル ラピエールの定番中の定番モルゴン。 日本のソムリエ界でも人気ですが、現地でも多くの人に親しまれ、自然派ワインを扱うビストロやエノテカなどで取り扱われています。 モルゴン自体は力強いイメージですが、この造り手さんは葡萄本来の旨味がそのまま喉に流れるような癒されるエキスを生み出しています!今日は何飲もう?と思った時に覚えておきたい1本ですね。
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おすすめブルゴーニュワイン7.ドメ-ヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ロマネ・コンティ 2005
甘口☆★★★★辛口
このワインを語らずしては終われ無いので6エリアに加えて最後にご紹介したいのが、21世紀で最高の当たり年!と言われるブルゴーニュ…いや世界の赤ワインの王様ロマネコンティ2005年。評論家たちの評論は平均98.3点の高得点。に、してもこのお値段はかなりびっくりですが、死ぬまでには一度味わってみたいですよね。ヨーロッパと日本の経済を回すつもりか寄付する気持ちならば飛び込めそうですが…それにしても、世界が認める最高品。まだまだお値段は上がっていくとの予想。香りだけでも味わってみたいですよね。(私も2005年はまだ香ったこともありませんが…笑)
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おすすめブルゴーニュワイン8.ルイ・ラトゥール・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
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- Amazon獲得予定ポイント:25P
甘口☆★★★★辛口
安心しておすすめ出来るコルトンの帝王AOCブルゴーニュ!200年以上も続く家族経営ながらに、ブルゴーニュを代表する造り手さん。“コルトン・シャルルマーニュの生みの親”としても広く知られています。コート・ドールでは最大のグラン・クリュを所有し、プルミエ・クリュを加えると60haにもおよびます。ブルゴーニュ全土のピノ・ノワール種から選別した典型的なブルゴーニュのピノ・ノワール!何気ない時にでも、ソムリエとしても安心してオススメ出来る赤ワイン‼︎軽めだけど、華やかなワインが飲みたい時にストックしておきたい1本です!
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おすすめブルゴーニュワイン9.ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ シャルドネ ラ ヴィニェ
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甘口★★★★★辛口
おすすめしたいブルゴーニュワインは沢山あるのですが、次はベースの白ワイン!コート・ドールとコート・シャロネーズ産のシャルドネ種を100%使用して作られるAOCブルゴーニュの白ワイン。本場ブルゴーニュのシャルドネの典型といえるワインだと思います。 グラン クリュ(特級畑)とプルミエ クリュ(一級畑)だけでも86haを所有しているワイナリー!ルイ11世と12世が築いた15世紀の城”シャトー ド ボーヌ“を瓶熟庫として利用しているという壮大さです!現在も19世紀のワイン約3000本が眠っているという壮大なワイナリーのベースワインのポテンシャルの高さは折り紙付き!是非お楽しみくださいませ!
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ブルゴーニュワインとは?
フランス東部のブルゴーニュ地方で造られるこのワインは84の原産地統制名称(AOC)があり基本的に単一品種で造られることが多く、赤ワインなら主にピノ・ノワールやガメイ、白ワインならシャルドネやアリゴテが用いられます。ブルゴーニュしか飲まない!飲めない(!?)というほどの“ブルオタ”さん←(ブルゴーニュおたくさん)も多く産出するほどの魅力的な生産地域。大きく分けると6つ。北から順に、シャブリ・コート ド ニュイ・コート ド ボーヌ・コート シャロネーズ・マコネ・ボジョレー!これは、フランスワイン全体の23%以上に相当します。私の周りのワイン好きさんも、まわり回って最後はブルオタさんになる方が多いです。なぜなら、繊細な酸味や余韻の円熟感は身体に染み渡り、とても素晴らしいもの。年齢と共に、濃いワインやタンニン、泡ものはお腹がいっぱいになる方が増える傾向…ではなく、色々なワインを飲み、行き着くのがブルゴーニュなんだとか…。特級ワインは勿論ですが、ニューワールドや他のヨーロッパなどには無いエレガントさが、このブルゴーニュの特徴。少し携帯でブルゴーニュマップなどで位置を調べてみたりすると、土地勘や酸などの関係が解ってきたりもします。
一言にブルゴーニュワインと言っても、2000円代のものからウン百万のものまで、恐ろしいほど幅広く存在します。ぱっとボトルのエチケットを見ても、フランス語でゴニョゴニョと村名などが描かれていて、私でも目を細めて見るほど…そんな時の為に、ラベルを見る時のポイントをご紹介しておきます。実は4つしか無いので、これだけ抑えておけばレストランでご馳走になる時のびっくり仕方も変えれますよ(笑)←大事です。値段が高い=あなたにとってその時のいいワイン!とは限りませんからね! 沢山の造り手さんがいますが、その中にはドメーヌとネゴシアンに分かれます。ドメーヌとは、自らのブドウ畑を所有し、栽培からワインの醸造まですべての工程を行うワイン生産者。ネゴシアンとは、ブドウ農家から買い入れた葡萄やワインを使用し、ワインの醸造、熟成、販売までを手がける酒商のことです。大抵は規模の大きな企業で、複数のブドウ農家と契約しています。時には農家のワインを樽ごと購入して、ブレンドした上で熟成させ、自社製品を造るネゴシアンもいます。ブルゴーニュワインの格付けについて
ここでブルゴーニュの格付けについてご紹介いたします。ボルドーのメドックの格付けの最高位(シャトー マルゴー、シャトーラトゥール など)が第1級(Premiers)と呼ばれる為に混合されることも多いので注意してご確認くださいませ。ブルゴーニュは1級ではなく最高峰は特級と呼ばれているからです。
特級(グランクリュ)Grand Cru…グランクリュはブルゴーニュの中でも特に品質の高いワインを生産する畑のことです。生産量は、全体の概ね1.4%しかありません(39の畑(コート・ドールが32、シャブリが7。AOCは33)ので、大変な希少ワインです。【例:ロマネコンティやコルトンシャルルマーニュなど】第一級(プルミエ・クリュ)Premier Cru…生産量は、全体の10%程度、希少性も高く高い品質を誇ります。【例:Les Amoureusesレザムルーズなど】
村名ワイン(コミューン)AOC Communal…生産量は、36%程度と、ボリュームゾーンともいえるクリュ です。少し、難しくもなりますが例えばジュブリシャンベルタンのコミューンワインでは、ワインのラベルは”GEVREY-CHAMBERTIN”と明記されます。村の名前で“その村でとれた様々な畑のブドウをブレンドしてワインを造られました”というラベルになります。販売価格も3000円程度で、ワインバーでも1万円前後から楽しめる為に特徴を感じるには最適なクラスとも言えるとも思います。ちょっとした会食などにはネームバリュー的にも最適で、よく接待などで選ばれることも多いクリュだと思います。
域名ワインRegionales(地区(Sous-Region)&地域(Regionales)AOC Bourgogne…ラベルには”BOURGOGNE”と明記されます。BOURGOGNEは地域名なので、村名クラスよりも広い地域でとれたブドウをブレンドして造られたワインです。“ブルゴーニュのピノノワールやシャルドネを楽しんで飲みたいけど、飲みやすいものがいい‼︎”という方には地域名クラスでも十分に楽しめると思います。ブルゴーニュ・ルージュ(赤)ブルゴーニュ・ブラン(白)などと呼ばれ、価格も1番リーズナブル。普段は手が届かないような造り手さんのものを楽しめるのも魅力だと思います。
ブルゴーニュワインの特徴
ボルドーやイタリアワイン(一部エリアを除く)などは基本的に、ベースの品種にブレンドされることによって現わすのに対して、ブルゴーニュワインは単一品種によって仕上げられます。基本的に赤ワインではピノ・ノワール種、白ワインではシャルドネ種になり、力強さの中に繊細さがあり、色が薄く土地によっての味が出ると言われています。赤ワインが3割強、白ワインが6割、あとは発泡性。ボトルは瓶口に向けて”なで肩“の丸みのある形状です。地区によって異なる個性のテロワール(土壌)を持つブルゴーニュでは、それぞれの土地の影響を受けた味わいのワインが生まれます。ブドウ畑が重要視されており、畑ごとに格付けされ名前ごとに変わることも有名ですよね。一つの畑を、さらに細かい区画に分かれた区画畑となり、クリマの格付けが高ければ高いほど、所有者の数が多くなり、さらに分割。特級畑のシャベルタンは約13ヘクタールのクリマに対して、20以上もの所有者がいるのですよ!軽やかで華やかな味わいは世界中にファンを沢山持ちます。イタリアでもピエモンテなどで見られますが、畑によって白・赤の規制があるのも世界でも珍しい特徴と言えると思います。
ブルゴーニュワインの歴史
ブルゴーニュというその名の由来は、ゲルマン民族大移動期の5世紀初頭頃、ブルグンド人によって建国された“ブルグンド王国”からきたと言われています。王国が無くなってからも、かつてブルグンド王国であった一帯は、ブルゴーニュと呼ばれており、ワイン造りの歴史は4世紀ごろ。名声の基盤となったのは、中世以降に各派修道会が開墾した葡萄畑と言われています。ロマネ・コンティも、かつてサン・ヴィヴァン修道院が所有していた畑から生まれたとされています。
私の(ソムリエ的)ブルゴーニュワインの選び方!
どんな品種にも共通することかとは思いますが、シチュエーションによって楽しく気軽に選べると良いと思います!ですが、ブルゴーニュやボルドーはランクがラベルに現れる為、チョイスや理解を間違えるとワイン通の方にバレてしまいやすいので(笑)合わせるお食事の価格帯などと合わせて選べると良いですね。代表されるマリアージュとしてシャブリ地方の”生牡蠣とシャブリ”などが挙げられます。生牡蠣には、バターソースでは無く、レモンや酢橘などを絞りたいですよね!そんなイメージで調味料を選ぶ様に寄り添うワインを選べると良いと思いますよ!
ブルゴーニュワインの記事にておすすめしたワインのまとめ
- パット ルー シャブリ 2017 参考価格:5,060円
- クロード・デュガ ジュブレ・シャンベルタン 2013 参考価格:12,430円
- オスピス・ド・ボーヌ バタール・モンラッシェ ダム・ド・フランドル 2011 参考価格:38,500円
- フェヴレ メルキュレ クロ ロシェット 2016 参考価格:3,740円
- プイィ フュイッセ ドメーヌ ルフレーヴ 2017 参考価格:7,590円
- モルゴン サン スフル マルセル ラピエール 2017 参考価格:6,160円
- ドメ-ヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ・ロマネ・コンティ 2005 参考価格:729,740円
- ルイ・ラトゥール・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 参考価格:1,044円
- ブシャール ペール エ フィス ブルゴーニュ シャルドネ ラ ヴィニェ 参考価格:2,138円
ブルゴーニュワインをおすすめした最後に
いかがでしたか?ファンの方が多い生産地というのが改めてわかる魅力的な生産地ですよね。価格も評価後の人気によって変わっていくエリア。同じ造り手で畑違いで集めてみたり、ヴィンテージごとに集めてみたりするのも楽しいです。ともかく敵は多いので気に入ったら早めにストックしておくのが良いかもしれませんね!